ArchBang

 

アーチバン


32 ビット版は提供されなくなります。メイン使用しないで下さい。

派生元 Arch Linux の 32 ビットは 2017年11月 にパッケージ更新を停止します。

 

Phasing out i686 support | Arch Linux

ArchBang Spring (2017/3)
ArchBang Spring (2017/3)

ArchBang - 2017年5月現在、Forums がトップページ状態

 

CrunchBang に影響され、Arch Linux ベース で構築されました。

(CrunchBang は活動を停止し、現在は BunsenLabs が継承しています)

このような経緯からデスクトップは Openbox+tint2 を採用しますが、

極力サイズを小さくする取り組みをしていて(テキストログインなど)

動作は BunsenLabs とは異なる ArchBang 独自の考慮が生じてきています。

より BunsenLabs・CrunchBang に近い実装をした

ArchLabs も別途生まれています。

 

ここでは 2017年3月 公開の ArchBang Spring で紹介しています。

OpenRC は開発版です。
ArchBang Summer は OpenRC をベースに構築されるようです。

 

なお、開発者は最近 Arch Linux 以外の Linux をテストしているため、

ベースを Arch Linux 以外に移す可能性が出てきています。


ダウンロード

Arch Bang - Files | SourceForge

 

SourceForge を使用します。

日本ミラー JAIST もミラーしているため、

ダウンロード時間は要さないでしょう。

 

32 ビット版

ArchBang Spring が最後の 32 ビット版になると見られます。

その後の開発版は 64 ビット版のみで公開されています。

 

派生元 Arch Linux が 2017年2月 で 32 ビットの ISO 提供を終えています。

また 2017年11月 にパッケージの更新も止められます。

 

Phasing out i686 support | Arch Linux


インストール

インストーラーはテキスト画面です。

ディスク・パーティション操作が必要な場合、

Terminal から sudo gpartedGParted を使用できます。

 

メニューに Install があれば、Install で起動します。

存在しない場合、インストーラーの動作がおかしい場合は

Terminal を起動し、sudo abinstall で起動して下さい。

 

起動・メニュー

起動画面。Enter(return) を押す。

 

メニュー画面。作業する番号を選択。

 


選んだ番号が処理され、その後メニューに戻ります。

メニュー番号は - で範囲指定が可能です。

通常はすべての手順を行うので、上の場合は 1-10 と入力します。

 

パーティションの選択・生成

予めパーティションを生成していた場合でも一度 cfdisk などを起動します。

cfdisk などでは操作せずに Quit で構いません。

GUI で設定したい場合、インストーラー起動前に GParted を使用して下さい。

 

パーティションの生成方法、ディスク・パーティションを操作するアプリ、ディスクを選択する。

 

cfdisk の例。Linux パーティション(および swap パーティション)を生成する。

 


ArchBang をインストールする root パーティションを選択。フォーマットされる。

 

swap の選択。パーティション以外に swap ファイルの生成も可能。

 


1) で動作がおかしくなる場合は Ctrl+C で一度インストールを中断し、

/mnt 下にインストール先のパーティションをマウントさせて下さい。

/mnt がインストール先の / になります。
(/home を別パーティションにするなら /mnt/home にマウントします) 

例えば sda5 へインストールする場合は次のようにします。

 

$ sudo mount /dev//sda5 /mnt

 

再度インストーラーを起動し、2) から手順を進めて下さい。

 

$ sudo abinstall

 

メニューは 2-10 などと入力できます。

 

ArchBang のインストール

インストール作業。少し待つ。

 

100% を超えても待たされる。

 


3) ホスト名

ホスト名を入力。Terminal やネットワーク上で表示される。

 


4) タイムゾーン

ここでは日本標準時の場合。Asia/Tokyo を選択します。

 

「Asia」の番号 5 を入力する。

 

「Tokyo」の番号 72 を入力する。

確認メッセージで y を入力。

 


各メニューの確認メッセージで n とした場合は、

選択画面に戻って入力しなおす事ができます。

 

5) ハードウェアクロック

Windows はローカルタイムがデフォルトですが、
Linux では UTC を採用するケースが増えてきています。

 

開発版・Summer より、この項目はなくなり UTC 固定になりました。

ローカルタイムへ変更する場合は、インストール後の起動後

/etc/conf.d/hwclock の clock="UTC" を clock="local" へ変更して下さい。

 

UTC は 1、ローカルタイムは 2 を選択。

 


6) 言語 (ロケール)

1 画面に表示しきれない場合でも上にスクロール可能。

 

「ja_JP」の番号 152 を選択。

確認メッセージがで y を選択。

 


7) キーボードレイアウト

ここでも 1 画面に収まっていない場合は上にスクロール可能。

 

「jp」の番号 48 を入力。

確認メッセージで y を入力。

 


8) ブートローダー

GRUB 2 と syslinux を選択できます。ここでは GRUB 2 で進めています。

他の Linux を使用している場合、ブートローダーを使用しない選択も可能です。

 

「Grub2」の番号 1 を入力。Syslinux、インストールしない選択も可能。

 

MBR インストールであれば「Automatic」の 1、パーティションの指定があれば「Manual」の 2 を入力。

 


9) root パスワード

設定するパスワードを 2 回入力。

 


10) ユーザーの生成

ユーザー名を入力し、設定するパスワードを 2 回入力。

 


完了

インストールが完了したら「Done」の d を入力。

システムの再起動を尋ねられるので、y で再起動する。



自動ログインを無効にする

設定したユーザーは自動ログインになります。無効にしたい場合は

/etc/systemd/system/getty@tty1.service.d/autologin.conf

--autologin (ユーザー名) を削除します。

 

CLI ログインで正常です。ログインするとデスクトップが起動します。


VirtualBox を使用する場合

現在公開されている ArchBang では

VirtualBox で X が起動できない不具合があります。

 

ArchBang Spring ではライブ起動でインストールは可能ですが、 

再起動後、X 起動ができません。

開発版では ISO 起動時のライブ起動もできていないようです。

 

ライブ起動で X 画面に切り替わらなくても、

root でログインし、(パスワードはありません)

sudo abinstall でインストーラーを起動し、インストールできます。

 

インストール後の起動では、Ctrl+Alt+F2 で TTL に入り

ユーザー名・パスワードを入力してログインし、

VirtualBox Guest Additions をインストールし、有効化します。

 

$ export LANG=C

$ sudo nano /etc/pacman.d/mirrorlist

 

「## Japan」に続く Server 2 行の行頭にある # を削除し、保存します。

 

$ sudo pacman -Syyu

 

「ca-certificates-utils: /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt」関連のエラーが出る場合は

sudo rm /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt として削除し、

再度 sudo pacman -Syyu を実行して更新して下さい。

 

Spring の場合

$ sudo pacman -S virtualbox-guest-modules-arch 

$ systemctl enable vboxservice

$ sudo reboot

 

開発版・Summer の場合
systemd に代わって OpenRC を採用するため、手順が変わります。

$ sudo pacman -S virtualbox-guest-utils-openrc

$ sudo rc-update add vboxservice

$ sudo reboot

 

これで画面表示される事を確認します。


初期設定・日本語化

インストール後はビットマップで日本語表示できるので、

日本語で操作する事が可能です。

 

まずミラーリストを設定します。VirtualBox で上項目を行った場合は不要です。

leafpad ではなく、l3afpad である事にご注意下さい。

(e ではなく 3。leafpad 派生で GTK3 を採用したテキストエディタ)

 

$ sudo l3afpad /etc/pacman.d/mirrorlist

 

「## Japan」に続く Server 2 行の行頭にある # を削除し、保存します。

 

$ sudo pacman -Syyu

 

この際、次のメッセージが表示される場合は

sudo rm /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt とした後、
再度 sudo pacman -Syyu を実行し、更新して下さい。

 

エラー: 処理を完了できませんでした (衝突しているファイル)

ca-certificates-utils: /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt がファイルシステムに存在しています

エラーが発生したため、パッケージは更新されませんでした。

 

更新ができたら、Firefox の日本語ファイル、日本語フォント、入力メソッドを
インストールします。

 

sudo pacman -S otf-ipafont firefox-i18n-ja fcitx-mozc fcitx-configtool fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt4 fcitx-qt5

 

テキストファイル ~/.xprofile を生成します。次の内容を保存します。

 

export GTK_IM_MODULE=fcitx

export QT_IM_MODULE=fcitx

export XMODIFIERS="@im=fcitx"

 

~/.config/openbox/autostart を開き、次を末尾に追加します。

 

# Fcitx

(sleep 2 && fcitx-autostart) &

 

これで作業完了です。Exit - Log Out で Openbox を再起動するか、

Exit - Restart で ArchBang を再起動して下さい。


デスクトップ背景の変更

自動起動ファイルに直書きされています。

テキストファイル(l3afpad など)で ~/.config/openbox/autostart を開き、

次のところ変更します。

 

# Set wallpaper

(sleep 2 && feh --bg-scale ~/Backgrounds/snowdrop.jpg) &

 

--bg-scale を変更すると表示方法を変更できます。

feh の詳細は下のページを参照して下さい。

 

その他メモ/コマンドによる背景設定


Web ブラウザ起動時に ArchBang Web サイト表示をなくす

メニューの Browser を起動した際、Firefox が起動しますが、

その際に ArchBang のサイト(事実上はフォーラム)が必ず表示されます。

これは Firefox ではなく、メニュー(Openbox)で URL が決め打ちされています。

 

~/.config/openbox/menu.xml をテキストエディタ(l3afpad など)で開き、

次の部分の www.archbang.org削除して下さい。

 

<item label="Browser"><action name="Execute"><execure>firefox www.archbang.org</execure></action>


パネルにアプリを起動するアイコンを追加する

パネル部分は tint2 を採用しています。最新の tint2 はアイコン表示が可能です。

テキストエディタ(l3afpad)で ~/.config/tint2/tint2rc を開きます。

「#Lanunchers」の項目にある数行の項目

launcher_〜 部分の行頭 # を削除します。

launcher_item_app が表示するアイコンの .desktop ファイルです。

/usr/share/applications/ をターミナルで参照するとファイル名が分かるでしょう。