SliTaz

(SliTaz GNU/Linux)

SliTaz GNU/Linux (日本語) - (英語)

 

ISO は 50M 前後と小さいのが特徴の Linux。

インストールは展開した状態でハードディスクへインストールしたり、
Frugal インストールで小さく扱う事もできます。

展開した状態だと、日本語化を行って 500〜600M 位です。

 

2017年6月現在、日本語入力システムがパッケージに存在しません。

SCIM は存在しているため、このページでは Anthy・scim-anthy をビルドして

日本語入力を可能にしています。

 

5.0 Rolling Release のフルデスクトップを使用する前提で紹介しています。

LXDEOpenbox ベースとした環境ですが、独自仕様がいろいろあります。
古いバージョンだと動作が異なる場合があります。


ISO からの起動

ISO から起動すると言語一覧になりますが、ここに Japanese はありません。
English USTab キーを押し、起動オプションに日本語で変更します。

 

〜 lang=en-US kmap=jp tz=Asia/Tokyo

 

なお、ISO に日本語の言語ファイルは存在しませんので、
lang などの項目は変更しても日本語表示になりません。

 


 

ライブ起動時は一般ユーザー tux で起動します。パスワードはありません。

root ユーザーのパスワードは root になっています。

これは SliTaz Installer でインストールした場合、変更されます。


ダウンロード・インストール

5.0 Rolling Release

 

SliTaz はいくつかインストール方法があります。

 

SliTaz Installer

ISO がいくつか存在します。フルデスクトップの ISO は次になります。

  • slitaz-rolling-core.iso (32 ビット)
  • slitaz-rolling-core64.iso (64 ビット)

左上 Applications - System Tools -
SliTaz Installer を起動します。

 

TazPanel で Installer が表示されます。

Install SliTaz を選択します。

 


パーティション説明。 GParted を起動しディスク・パーティション操作可能です。

 

パーティション確認で少し待ちます。完全に表示されたら、SliTaz の
インストール元・先を指定します。

 


下にスクロールすると、ホスト名、

root パスワード・一般ユーザー、

ブートローダーは GRUB 1 です。

 

インストール遷移。
100% になれば完了です。


GRUB 1 向けで生成されているメニュー項目は次のとおりです。
実際には video と quiet なしでも起動できます。

 

root (hd0,0)

kernel /boot/vmlinuz-3.2.71-slitaz root=/dev/sda1 video=-32 quiet

 

GRUB 2 なら次で起動できます。他の記載では省略していますが、
同じように記載して GRUB 2 でも起動できます。

 

menuentry "SliTaz" {

set root="(hd0,1)"

linux /boot/vmlinuz-3.2.71-slitaz root=/dev/sda1

}

 

この方法は他の Linux 同等に
1 パーティションに展開してのインストールとなります。

 

Frugal インストールなどの手段もありますが、

運営者はこれらの方法に成功していないため、記載を行っていません。


日本語化

SCIM・IBus 1.4・Fcitx はパッケージに存在しますが、
日本語入力システムは何も入っていませんので、
今のところパッケージのみで日本語入力の対応は行えません。
 

日本語表示はある程度可能です。

 

Applications - Preferences -
Package Manager を起動します。

 

glibc-localevlgothic-fonts を選択し、それぞれ Install します。

黒背景の入力枠から検索が楽です。

 


VL ゴシック vlgothic-fonts は 2017年1月9日 に登録されています。

他に IPAex フォントが登録されています。(ipaex-fonts)
IPA(P) フォントは旧ページに掲載されている状況のため、保留しているようです。

 

Add Japanese fonts: VL Gothic and IPAex. |  SliTaz wok

 

Applications - Preferences -
Manage locale packages を起動します。

 

locale-ja を有効にします。

他は外しても構いません。

この後パッケージ操作で少し待ちます。

 


Applications - Preferences -
System language を起動します。

ja_JP を選択し、OK を選びます。

一度セッションを終了するか再起動し、

再度ログインして下さい。



自動起動

Openbox の autostart で紹介されている事が多いですが、

SliTaz 5.0 では無効になっているかもしれません。

 

lxsession(LXDE)の autostart は動作している事を確認しています。
~/.config/lxsession/LXDE/ 内に autostart を生成します。

(desktop.conf があります)

autostart 内は @ を行頭につけてコマンドを記載していきます。

 

SliTaz 5.0 では xdg の autostart も有効です。
~/.config/autostart/ の .desktop ファイルは起動するでしょう。


SCIM-Anthy のインストール

ソースからのビルドを要しますが、SCIM-Anthy の動作を確認できています。

 

Package Installer から次をインストールします。

  • scim
  • scim-dev
  • slitaz-dev-pkgs
  • slitaz-toolchain

ソースを次からダウンロードします。

ブラウザからダウンロードして、Downloads フォルダにあるものとします。

 

$ cd ~/Downloads

$ tar zxvf anthy-*.tar.gz

$ cd anthy-*

$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc/anthy
$ make
$ sudo make install

 

$ cd ..

$ tar zxvf scim-anthy-*.tar.gz

$ cd scim-anthy-*

$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ sudo make install

 

$ sudo gtk-query-immodules-2.0 --update-cache

 

~/.profile に次を加えます。

 

export XMODIFIERS="@im=SCIM"
export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=scim
scim -d &

 

再起動し、SCIM アイコンが立ち上がっていたら、
右クリック - SCIM Setup を選び、左項目 FrontEnd 内 Global Setup

Keyboard Layput を Japanese、Trigger に Zenkaku_Hankaku を追加します。

SCIM アイコンを クリック し、Japanese - Anthy を選択します。

なお、SCIM の設定画面が英語なのは、(通常日本語で表示されます)
言語ファイルがパッケージから削除されているため、正常な動作です。

 

アプリを起動して、全角/半角キーで SCIM の表示が出て、
日本語入力ができる事を確認して下さい。

 

SCIM-Anthy のパッケージ対応をお願いしているため、

パッケージ対応後にソースから削除できるよう残しておいて下さい。

(アンインストールは $ sudo make uninstall


時間がずれている

システムクロック UTC で動作する前提で設定されているようですが、

ISO 起動などからだと UTC 時間になり、9 時間ずれている事を確認しています。

インストール後は 設定 - Time Zone configuration で一度設定しなおして下さい。


1024×768 で表示される

フルデスクトップの ISO でも Xorg 関連は vesa を用いて表示しています。

ワイド画面など、解像度の大きいディスプレイを用いていたり、

線画に問題がある場合は Package manager から
ビデオカード・チップに適応したパッケージをインストールして下さい。

xorg-xf86-video-(メーカー名) になっています。


パッケージの管理

設定 - Package Manager でパッケージのインストールと更新などを行えます。

Terminal で動作したい場合は tazpkg コマンドを使用します。

tazpkg も日本語翻訳しているため、普通に実行すると日本語表示になります。

例えば次のようになります。

 

# tazpkg -s numlockx

# tazpkg -i palemoon

 

コマンド 省略形 動作
usage   使用方法の表示
help コマンド -h コマンドの使用方法を表示
upgrade up ※ インストール済みパッケージの更新
list -l インストール済みパッケージの一覧表示
search 条件 -s パッケージの検索
get-install パッケージ -gi パッケージのダウンロード・インストール
install ファイル名 -i ローカルパッケージのインストール
remove パッケージ -r パッケージの削除

※ upgrade の省略形 up は - を付けません。# tazpkg up


CLI で一時的な英語表示にしたい

通常多くの Linux では頭に LANG=C を付けると英語出力にできます。

これは CLI 画面で使用する場合日本語表示できない場合に使用可能です。

 

$ LANG=C vi /etc/fstab

 

しかし、SliTaz では LANG=C が効きません。代わりに LC_ALL=C として下さい。

 

$ LC_ALL=C tazpkg upgrade


get-palemoon

get-〜 は最新版の公式パッケージを入手します。get-palemoon がその一つです。

パッケージ palemoon は 26.5.0 でバージョンが古くなっています。

すでに palemoon パッケージを使用していた場合は、まず削除して下さい。

 

$ sudo tazpkg remove palemoon

 

ダウンロードしたら、root 権限で /usr/bin/get-palemoon を編集します。

ダウンロード先の URL が変わっているため、

VERSION 以外に WGET_URL も編集する必要があります。

 

#!/bin/sh

# get Pale Moon web browser

VERSION="27.3.0"

 

WGET_URL="http://linux.palemoon.org/datastore/release/\

palemoon-$VERSION.en-US.linux-i686.tar.bz2"

:

 

get-palemoon を root 権限で実行します。

 

$ sudo get-palemoon

 

Pale Moon のサーバからダウンロードします。

完了するとまもなくメニューに Pale Moon が増えます。 


翻訳

Internationalization | SliTaz

 

現在のところ、po ファイルをダウンロードし、直接編集し、
メンテナーへ提供する必要があります。

メーリングリストやフォーラムで投稿していただいても良いですが、

運営者は直接反映できるメンテナーとコンタクト可能ですので、

必要な場合はご連絡下さい。

 

なお、運営者が一時期日本語翻訳を支援していましたが、

現在翻訳作業を休止中です。