SliTaz

(SliTaz GNU/Linux)

SliTaz GNU/Linux (日本語) - (英語)

 

ISO は 50M 前後と小さいのが特徴の Linux。

インストールは展開した状態でハードディスクへインストールしたり、
Frugal インストールで小さく扱う事もできます。

展開した状態だと、日本語化を行って 500〜600M 位です。

 

今のところ日本語ユーザーが公式コミュニティにいないため、

日本語関連はほとんど反映されていませんでした。
(いろいろ試している人は見かけるのですが……)

そこで運営者がコミュニティ参加を行いつつ、翻訳などの対応中です。

2017年1月15日 より Web サイトの日本語表示が一部可能になっています。

 

5.0 Rolling Release のフルデスクトップを使用する前提で紹介しています。

LXDEOpenbox ベースとした環境ですが、独自仕様がいろいろあります。
古いバージョンだと動作が異なる場合があります。


ISO からの起動

ISO から起動すると言語一覧になりますが、ここに Japanese はありません。
English USTab キーを押し、起動オプションに日本語で変更します。

 

〜 lang=en-US kmap=jp tz=Asia/Tokyo

 

なお、ISO に日本語の言語ファイルは存在しませんので、
lang などの項目は変更しても日本語表示になりません。

 


 

ライブ起動時は一般ユーザー tux で起動します。パスワードはありません。

root ユーザーのパスワードは root になっています。

これは SliTaz Installer でインストールした場合、変更されます。


ダウンロード・インストール

5.0 Rolling Release

 

SliTaz はいくつかインストール方法があります。

 

SliTaz Installer

ISO がいくつか存在します。フルデスクトップの ISO は次になります。

  • slitaz-rolling-core.iso (32 ビット)
  • slitaz-rolling-core64.iso (64 ビット)

左上 Applications - System Tools -
SliTaz Installer を起動します。

 

TazPanel で Installer が表示されます。

Install SliTaz を選択します。

 


パーティション説明。 GParted を起動し

ディスク・パーティション操作可能です。

 

パーティション確認で少し待ちます。完全に表示されたら、SliTaz の
インストール元・先を指定します。

 


下にスクロールすると、ホスト名、

root パスワード・一般ユーザー、

ブートローダーは GRUB 1 です。

 

インストール遷移。
100% になれば完了です。


GRUB 1 向けで生成されているメニュー項目は次のとおりです。
実際には video と quiet なしでも起動できます。

 

root (hd0,0)

kernel /boot/vmlinuz-3.2.71-slitaz root=/dev/sda1 video=-32 quiet

 

GRUB 2 なら次で起動できます。他の記載では省略していますが、
同じように記載して GRUB 2 でも起動できます。

 

menuentry "SliTaz" {

set root="(hd0,1)"

linux /boot/vmlinuz-3.2.71-slitaz root=/dev/sda1

}

 

この方法は他の Linux 同等に
1 パーティションに展開してのインストールとなります。

 

Frugal インストールなどの手段もありますが、

運営者はこれらの方法に成功していないため、記載を行っていません。


日本語化

SCIM・IBus 1.4・Fcitx はパッケージに存在しますが、
日本語入力システムは何も入っていませんので、
今のところパッケージのみで日本語入力の対応は行えません。

近日 scim-anthy がパッケージ対応予定です。
 

日本語表示はある程度可能です。

 

Applications - Preferences -
Package Manager を起動します。

 

glibc-localevlgothic-fonts を選択し、
それぞれ Install します。

黒背景の入力枠から検索が楽です。

 


VL ゴシック vlgothic-fonts は 2017年1月9日 に登録されています。

他に IPAex フォントが登録されています。(ipaex-fonts)
IPA(P) フォントは旧ページに掲載されている状況のため、保留しているようです。

 

Add Japanese fonts: VL Gothic and IPAex. |  SliTaz wok

 

Applications - Preferences -
Manage locale packages を起動します。

 

locale-ja を有効にします。

他は外しても構いません。

この後パッケージ操作で少し待ちます。

 


Applications - Preferences -
System language を起動します。

 

ja_JP を選択し、OK を選びます。

一度セッションを終了するか再起動し、

再度ログインして下さい。

 


 

なお、運営者が日本語言語ファイルを生成し、提供を行いました。(2017/01/10)

数日中にも日本語で SliTaz がまともに使用できるようになります。


自動起動

Openbox の autostart で紹介されている事が多いですが、

SliTaz 5.0 では無効になっているかもしれません。

 

lxsession(LXDE)の autostart は動作している事を確認しています。
~/.config/lxsession/LXDE/ 内に autostart を生成します。(desktop.conf があります)

autostart 内は @ を行頭につけてコマンドを記載していきます。

 

SliTaz 5.0 では xdg の autostart も有効です。
~/.config/autostart/ の .desktop ファイルは起動するでしょう。


SCIM-Anthy のインストール

ソースからのビルドを要しますが、SCIM-Anthy の動作を確認できています。

 

Package Installer から次をインストールします。

  • scim
  • scim-dev
  • slitaz-dev-pkgs
  • slitaz-toolchain

ソースを次からダウンロードします。

ブラウザからダウンロードして、Downloads フォルダにあるものとします。

 

$ cd ~/Downloads

$ tar zxvf anthy-*.tar.gz

$ cd anthy-*

$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc/anthy
$ make
$ sudo make install

 

$ cd ..

$ tar zxvf scim-anthy-*.tar.gz

$ cd scim-anthy-*

$ ./configure --prefix=/usr --sysconfdir=/etc
$ make
$ sudo make install

 

$ sudo gtk-query-immodules-2.0 --update-cache

 

~/.profile に次を加えます。

 

export XMODIFIERS="@im=SCIM"
export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=scim
scim -d &

 

再起動し、SCIM アイコンが立ち上がっていたら、
右クリック - SCIM Setup を選び、左項目 FrontEnd 内 Global Setup

Keyboard Layput を Japanese、Trigger に Zenkaku_Hankaku を追加します。

SCIM アイコンを クリック し、Japanese - Anthy を選択します。

なお、SCIM の設定画面が英語なのは、(通常日本語で表示されます)
言語ファイルがパッケージから削除されているため、正常な動作です。

 

アプリを起動して、全角/半角キーで SCIM の表示が出て、
日本語入力ができる事を確認して下さい。

 

SCIM-Anthy のパッケージ対応をお願いしているため、

パッケージ対応後にソースから削除できるよう残しておいて下さい。

(アンインストールは $ sudo make uninstall


時間がずれている

システムクロック UTC で動作する前提で設定されているようですが、

ISO 起動などからだと UTC 時間になり、9 時間ずれている事を確認しています。

インストール後は 設定 - Time Zone configuration で一度設定しなおして下さい。


1024×768 で表示される

フルデスクトップの ISO でも Xorg 関連は vesa を用いて表示しています。

ワイド画面など、解像度の大きいディスプレイを用いていたり、

線画に問題がある場合は Package manager から
ビデオカード・チップに適応したパッケージをインストールして下さい。

xorg-xf86-video-(メーカー名) になっています。