KDE Plasma 5

 

ケーディーイー プラズマ ファイブ


Qt5

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KDE Plasma 5 の一例。日本語表示も整ってきている
KDE Plasma 5 の一例。日本語表示も整ってきている

Plasma Desktop | KDE

 

KDE の新バージョンとして 2014 年夏に公開された。

2016年10月に Plasma 5.8 LTS が公開され、一つの区切りとなっている。

2017年1月 Plasma 5.9 が公開された。
その後数ヶ月おきに 5.10、5.11、……と公開が予定されているが、

LTS となっている 5.8 LTS も不具合修正が今後も行われる。

 

Kubuntu がテストプレビュー版として Kubuntu 14.10 Plasma 5 を公開し、

Kubuntu 15.04 から Plasma 5 へ完全移行した。

追うように Fedora も Fedora 22 から Plasma 5 へ移行した。

ただし安定重視となる Linux での採用は

openSUSE の2015年11月登場となる Leap 42.1 がはやいリリースだった。

(Kubuntu は2016年4月の 16.04 LTS、RedHat 系は 8 からなので更に遅い)

現在 KDE を採用している各ディストーションで

順次 Plasma 5 への移行が発生している。


Linux の採用状況

2016年10月に公開された 5.8 が LTS 版扱いとなったため、

5.8 LTS を維持する Linux と

2017年2月より 5.9 以降の最新版へ更新する Linux が発生している。

 

LTS と最新版の採用状況は次の通り。

(2017年2月15日現在。「KDE Plasma バージョン」リンクで現バージョンを確認可)

Linux の種類 KDE Plasma バージョン
Debian 9 Stretch (testing→stable) KDE Plasma 5.8 LTS
Fedora 25 KDE Plasma 5.8 LTS
KDE neon
Kubuntu 16.04 LTS・16.10 (backports) KDE Plasma 5.8 LTS
Linux Mint 18〜18.1 KDE Plasma 5.8 LTS
Mageia 6 (開発版) KDE Plasma 5.8 LTS
Maui Linux KDE Plasma 5.8 LTS
Netrunner 17.01 KDE Plasma 5.8 LTS
openSUSE Leap 42.2 KDE Plasma 5.8 LTS
openSUSE Tumbleweed KDE Plasma 5.9
PCLinuxOS KDE Plasma 5.8 LTS
Ubuntu パッケージ (Kubuntu) 17.04 (開発版) KDE Plasma 5.9

※ ISO によってバージョンが変化。User LTS Edition=5.8 LTS、User Editon=5.9、
  Developer Edition=Git 反映の開発版 (安定版・不安定版) となっている。

 

記載していない Linux は 5.7 以前の古いバージョンを採用しているか、

派生元のリポジトリをそのまま参照しているか、
テスト段階や個人的にレポジトリを公開しているなどで正式公開されていない。


メニューの種類

KDE Plasma 5 では次のメニューが存在する。

変更したい場合は左下にあるメニューアイコンを右クリックし、

Alternatives... を選択する。

 

アプリケーションランチャー

KDE4 から採用されている新たなメニュー。

メニュー下がタブ切り替えになっている。

KDE Plasma 5 ではフラット表示になったが、操作性は大きく変化ない。

 

アプリケーションメニュー

カテゴリー別に選択する。古いバージョンの KDE に近い操作性のため、
古くから KDE を採用する Linux ではこちらを標準にしている場合がある。

Plasma 5 ではお気に入りがアイコン表示になっていて、
カテゴリ内のアプリへもアプリケーションランチャーより手順が少なくなり、
アプリケーションランチャーに負けない快適な操作性を実現している。

 

Application Dashboard

KDE Plasma 5 で新登場。全画面でメニュー表示を行う。

タブレットからタッチディスプレイによる操作を想定しているようだ。

この場合はパネル部分も大きく表示しておくと操作しやすい。

 

Simple Menu

KDE Plasma 5.9 より加わった新しいメニューで、
ガジェットからダウンロードして追加可能。

Netrunner では以前から採用されていて、Netrunner 16.10 などの標準メニュー。


パネルへの起動アイコン追加

KDE 4 ではパネルに任意のアイコンを置く事ができたが、

KDE Plasma 5 では当初これを行う事ができなかった。

後にこれが対応され、KDE 4 同等に扱えるようになってきている。

 

なお Plasma 5 のパネルの追加には 2 種類存在する。(5.9 より表示が変わっている)

  • パネルに追加 - パネルに追加される。位置はパネルの設定から変更可能
  • ランチャーに追加 - ランチャー部に追加。起動するとタスクバー表示に変化
    Windows 7 以降に近い動作を実現させている

メニュー表示 (5.9〜)

KDE Plasma 5.9.0 より、メニュー表示の選択が可能になっている。

KDE システム設定アプリケーションスタイル より

左項目 ウィジェットスタイル詳細設定 タブ

Menubar 枠内 Menubar style を変更させる。

  • In application - タイトルバーの下に表示。従来の表示
  • Title bar button - タイトルバーにメニューを表示するアイコンを追加
  • Application Menu widget - パネルにメニュー表示

ちなみに KDE としては新機能ではなく、

KDE 4 で存在していた機能の復活となる。

 

Title bar button
Title bar button
Application Menu widget
Application Menu widget

 

Application Menu widget は記載されている通り、ウィジェットの追加が必要。

 

デスクトップの隅っこにあるアイコンクリックして ウィジェットを追加 を選択し、

(または パネル を右クリック - パネルのオプション - ウィジェットを追加

Application Menu を選択する。

 

再度 デスクトップの隅っこアイコン や パネルのオプション から

パネルを追加 にカーソルを合わせると

Application Menu bar が追加されているので、これを追加する。

パネルの設定 から Application Menu を追加する事も可能。

 

サンプルは画面の上に表示されているものが多いが、あくまでパネルなので、

上下左右に表示されたパネルの任意の場所でメニュー表示が可能だ。


KDE の翻訳

KDE の更新が激しく、日本語翻訳が追いついていない状況のため、

翻訳支援者がいると歓迎です。

  • kde-jp メーリングリスト に参加します。
    保存書庫 を参照して手順の流れと最近の翻訳状況を確認して下さい。
    すでに翻訳作業を行っている人がいるかもしれません。
  • 最新の po ファイルは次のところから入手します。
    /trunk/l10n-support/ja/summit | KDE Source Repository
  • po ファイルを翻訳します。poedit などの専用ツールを用いるのが無難です。
  • kde-jp メーリングリスト に翻訳を行った旨と po ファイルを共有します。
    po ファイルは Dropbox などで良いようです。
  • 関係者が訓読・確認を行い、問題がなければ反映を行っていただけます。