KDE neon

KDE neon

 

KDE が 2016年7月 に Plasma 5.7 公開と共に正式公開開始。

ベースは Kubuntu LTS 版。なので分類上は「Ubuntu 非公式派生」になります。

Kubuntu よりも新しい、最新バージョンの Plasma 5 環境が手軽に使用でき、

アプリケーションは少なく、最小限のアプリで構成され、

カスタマイズする事で、独自のデスクトップ環境を構築すると共に

Plasma 5 を含む KDE 環境を扱えます。

2016年10月、KDE Plasma 5.8 LTS が公開されましたが、

KDE neon にはパッケージ更新(apt など)で反映されます。

 

Developer Edition は Git ベースの開発されているバージョンが反映されています。


インストール

Kubuntu ベースなので、Kubuntu と同等のインストーラー です。

ライブ起動後、Install neon アイコンを選択した後、

言語選択で「日本語」を選択する事で、日本語でインストールを進められます。


日本語化

起動直後でも表示はある程度日本語で表示できています。

完全にするため、いくつかパッケージをインストールする必要があります。

Konsole を起動し、次のコマンドを実行します。
(あえて Fcitx ではなく IBus にしています。下項目参照)

 

$ sudo apt update

$ sudo apt dist-upgrade

$ sudo apt install language-pack-ja ibus-mozc ibus-gtk ibus-gtk3 ibus-qt4 fonts-takao

$ im-config -n ibus

 

その他必要なパッケージをインストールして下さい。
Ubuntu パッケージをインストールできます。

 

IBus を起動するために、ログアウト→ログイン
または KDE neon を再起動する必要があります。

 

なお、Kubuntu よりも Plasma 5 のバージョンが新しい分、
未翻訳で英語表示になっているところが多いかもしれません。


Fcitx の不具合

2016年7月現在、qt5 アプリで Fcitx が動作しません。

(全角/半角を押しても反応しません)

パッケージ fcitx-frontend-qt5 が依存関係の違いで

インストールできないのが原因です。

 

Fcitx を使いたい場合は qt5 を使用しないアプリで

代用するのが一つの解決方法ですが、

それでは KDE neon を使っている意味がないでしょう。

 

IBus は問題なく動作しますので、IBus での代用も解決方法の一つです。

ただし IBus 1.5 より採用されている独特の入力切換にご注意下さい。

他の入力メソッドは qt5・Plasma 5 非対応で、

そもそも使用できない可能性があります。

 

これに関して Fcitx や KDE へ連絡を行っていますが、
Fcitx は対応する気なし、KDE は Fcitx を使用する開発メンバーがいない状況で、

改善は難しいと思われます。


透明度がない

従来 Plasma 5 は半透明の背景でメニュー・パネルなどが表示されていましたが、

KDE neon では不透明の表示になっています。

 

これは Plasma 5 の新バージョン 5.7 から

デザインで意図的に不透明になったもので、正常な表示です。

KDE neon 以外でも開発版の Linux で同じ変化を確認しています。

Kubuntu も 16.10 から影響を受けます。

 

テーマはネットからインストール可能です。

この中で透明度のあるテーマを適用して透明度のある状態にする事が可能です。

ただし一部のテーマは不透明になります。
Plasma 5 レベルで不透明にしていると思われます。


その他

基本的には派生元となる Kubuntu の情報がほぼそのまま使えますので、

Ubuntu・Kubuntu の情報を参考にデスクトップ環境を整えてみて下さい。

Kubuntu は 15.04 以降が Plasma 5 となっていますので、

15.04 以降の情報を参考にする必要があります。16.04 LTS 向けが推奨です。

 

上記 Fcitx にもあるとおり、qt のライブラリが新しいため、

それによってインストールできないなどの問題が発生する事があります。