Windows XP から Linux へ移行

注意! XP プレインストール機種に Ubuntu をインストールしないで下さい

ここでいう Ubuntu は Ubuntu Desktop Image などの事です。

Unity デスクトップ環境 の Ubuntu は
Windows Vista 以降のスペックが対象となっていて(3D 推奨)
Windows XP プレインストール機種での動作に適していません

起動できても画面の線画で CPU を使用するようになり

CPU が常に高負荷になり、まともに使用できない可能性が高くなります。

すでに Linux のターゲットは Windows Vista 以降のスペックになっています。
一部は 64 ビット限定で Windows 7 以降に変化してきました。

Windows XP では今後公開される Linux はおすすめできなくなります。

おおよそ下の検討になります。

  • Debian 8 Jessie と派生 (LTS 期限で 2020年春 ごろまで使用可能)
    LXDE など使用できる環境は限られます。
    そのため、Windows XP を対象とした CD サイズの軽量な Linux では
    ウインドウマネージャーを用いるものが主流になってきました。
    しかし、現在でも新たに軽量 Linux が公開されている状況です。
    環境によっては問題が発生する事があります。(SIS ビデオの機種など)
  • Ubuntu 14.04 LTS の非公式派生 (2019年4月まで使用可能)
    公式フレーバーの Lubuntu・Xubuntu 14.04 LTS は 2017年4月 になります。
    PAE 対応 CPU に限られますが、
    16.04 LTS よりも動作する機種が多く、軽量で動作します。
    ( Bodhi Linux 3 系の Legacy は独自に non-PAE カーネルを採用します)
  • Ubuntu 16.04 LTS の非公式派生 (2021年4月まで使用可能)
    公式フレーバーの Lubuntu・Ubuntu MATE・Xubuntu 16.04 LTS は
    2019年4月 になります。PAE 対応 CPU に限られます。
    ただし環境によっては正常に動作しません。(SiS ビデオの機種など)
    Ubuntu 16.10 より ISO が 64 ビットのみになる可能性があるため、
    Ubuntu 16.04 LTS からアップグレードしないで下さい。
  • Debian 7 Wheezy の派生 (LTS 期限で 2018年5月 まで使用可能)
    Xfce なども動作します。jessie よりも安定動作する場合がありますが、
    期限が迫ってきている事に注意を要します。
  • Vine Linux 6 系 (Vine Linux 7 公開後 1 年は使用可能)
    上の環境で動作に問題がある場合も Vine Linux 6 は動作するかもしれません。
    近く Vine Linux 6.5 が公開され、Vine Linux 7 の公開は更に先となる予定で、
    もうしばらく Vine Linux 6 系が使用できる可能性が高いです。

他にも動作可能な環境がありますが、パッケージ更新の期限が迫っていたり、

動作可能でもある程度 Linux の経験がある人向けとなり、おすすめしません。

ローリングリリースの Linux では、更新が激しくハードディスクアクセスを増やす事、

パッケージが新しすぎて、更新によって急に動作に問題が発生する可能性があります。


PAE

32 ビット CPU には物理アドレス拡張(PAE)機能の有無があります。

Ubuntu と派生では 12.10 以降で PAE 対応 CPU でないと起動できません。
Ubuntu からの派生で起動メニューから動作しない場合はこれを疑って下さい。

他の Linux でも起動直後に PAE・non-PAE の選択がある場合があります。

Debian は non-PAE カーネルもあり、最新版でも動作可能です。

 

PAE 対応を確認する方法は
端末・ターミナルより
次のコマンドを実行します。

 

cat /proc/cpuinfo | grep pae

 

出力結果に pae があれば、正式に対応しています。


メモリの増設

可能な限り最大限にメモリを増設して下さい。

現在 Linux のデスクトップ環境はメモリ最低 1GB となっています。

メーカー製パソコンの場合は機種名で検索すると最大メモリ容量を得れるでしょう。 


おすすめのデスクトップ環境

いずれもおすすめは 2016年夏以前 となります。

2016年秋以降に新規公開された場合は

Qt5 または GTK+3 での動作となり、重くなる可能性があります。

 

LXDE

比較的新しいバージョンであれば、デスクトップ環境は LXDE が無難です。

軽量なデスクトップ環境として現在多くの Linux で採用されます。

デフォルトで左下からメニューが表示できるなど、Windows に近い操作性です。

 

なお、LXDE の後継で LXQt が公開されはじめていますが、

Qt5 ベースとなって、メモリ使用量が多くなり、まともに動作できる環境が減ってきます。

 

MATE

GNOME 2 から派生したデスクトップ環境。

そのため、本来は GNOME 2 と同等のレイアウトになっています。

しかし、Linux Mint の影響で Windows に近いレイアウトでも知名度があります。

Ubuntu MATE の MATE Tweak でレイアウトの変更が容易に行えるなど、

GNOME 2 とは違うデスクトップの特色も出ていています。

 

なお、MATE は 2016年秋 以降順次 GTK+3 対応になります。

 

Xfce

長く公開され、安定度があります。

標準で多くの機能を備えているため、カスタマイズしたい人には特におすすめです。

Xfce も 2016 年秋より GTK+3 対応が行われています。

 

その他 Fluxbox・JWM・Openbox などの

ウインドウマネージャーを使用する方法もありますが、

Windows では行う事がなかった独特の設定を行うなど 

ある程度 Linux のスキルを要する事が多いです。


コンポジット(特殊効果)

影・半透明などの視覚的効果が得られる場合がありますが、

これらによって動作を重くしたり、表示がおかしくなる場合があります。

効果が付いている場合

  • Compton
  • Compiz
  • xcompmgr
  • Xfce ウインドウマネージャー(詳細) 内 コンポジット処理

などを無効にすると動作が軽減し、動作が少し快適になります。


Web ブラウザ

多くの Linux では Firefox を標準に採用していますが、

Firefox でも最近のバージョンでは重さを感じる場合があるかもしれません。

その場合は Firefox 派生の Pale Moon を試してみて下さい。

 

Pale Moon


Dropbox

Dropbox アプリは Linux にも存在しますが、

使用容量が多くなると Windows XP 環境では同期にとても時間を要し、

その間 CPU は高負荷状態になり、まともに使用できなくなる事もあります。

Web ブラウザから必要に応じて送受するのが無難です。