Mac で Linux を使う

Mac が Intel CPU になり、Linux の使用も容易になりました。

しかし、Mac 特有の Apple Keyboard など、注意が必要な場合があります。

 

Mac 標準の OS は Intel Mac 以降 Mac OS X→OS X→macOS と変化していますが、

このページでは macOS で統一しています。


初代 Intel Mac での動作

運営者は現在初代の Intel Mac(Core Duo の iMac と MacBook)に
いくつか Linux をインストールして使用しています。

  • Intel Mac は全機種 3D 対応です。
  • macOS から rEFInd を先にインストールして下さい。
    これにより、初期の機種でも USB メモリの Linux を認識します。
    (比較的新しい Mac は Option 起動で認識する場合があります)
  • メモリは最低でも 2GB(1GB×2)にしておくべきです。
    これは初代 Intel Mac の最大容量です。
  • 初代 Intel Mac で Ubuntu 14.04 LTS(派生も含む)を起動したところ
    インストール時のドライブ検索で止まってしまいました。
  • Ubuntu 16.04 LTS (派生を含む) は正常にインストールして動作できますが、
    初代 MacBook ではパッテリーの残量がおかしく認識される場合があります。
  • Ubuntu 16.10 以降は 64 ビットのみ対応になってくる可能性があり、
    32 ビット CPU となる Intel Core Duo・Core Solo 搭載 Mac は
    Ubuntu 16.04 LTS を維持する必要があります。

VirtualBox

Oracle VM VirtualBox

 

macOS では VirtualBox が仮想環境のホスト OS としてよく使用されています。

Windows・Linux でも使用可能です。

 

macOS 版の VirtualBox では 英数・かな キーを 全角/半角 キーに割り当てます。

そのため、普通に Japanese 106 キー をキーボードに選択して使用可能です。

 

初期の Intel Mac ではさすがに VirtualBox での使用は厳しくなってきています。

パーティション分割をしてインストールし、マルチブートして下さい。


Linux の ISO 起動

USB メモリに入れ、Option キーの起動で起動できる事が多いです。

しかし、Mac が古い場合、新しい Linux が起動しない場合があります。

Mac 向けにビルドされている ISO があれば、それを使用して下さい。


認識しない場合は rEFInd をインストールすると、
rEFInd が認識する場合があります。


パーティションの分割

macOS パーティションの HFS+ 操作は
macOS の ディスクユーティリティ が良いです。

最近の GParted では縮小する事ができますが、
macOS で問題が発生する場合があります。

サイズ縮小に問題がある場合、パーティション内が断片化しているため、

Time Machine などでバックアップしていた macOS を
復旧する必要があるかもしれません。


rEFInd

rEFInd

 

自動認識した場合、環境によっては起動に失敗する場合があります。

その場合は rEFInd から GRUB 2 を経由して起動するようにするか、

手動で起動オプションを付加する必要があるかもしれません。


アップル製のキーボード

アップル製のキーボードには一部のキーが存在しません。
(Insert・Print Screen など)

例えば画面キャプチャはアプリ起動で行う必要があるでしょう。

Insert キーは事実上使わないケースが多く、こちらは困らない場合が多いです。

(xterm・uxterm の貼り付けは Imsert 割り当てになっています)

 

control キー(Ctrl)は A の左にあります。

Windows キーボードと Ctrl と Caps が逆になっています。

 

command キー(古いキーボードの Apple キー)は Windows キーと同等です。

Linux のアプリではこれを「Super キー」と表記している事があります。

 

ファンクションキーは macOS 同様特殊キーになります。
(Ubuntu などはこれを認識し、macOS 同様に動作します)
ファンクションキーの動作を有効にするのは Fn+ファンクションキー です。

 

macOS とのマルチブートにした場合、
英数・かなキーは独自に割り当てを行う必要があります。

また ことえり の操作は Mozc などはキー対応していないため、
独自に割り当てる必要があります。

 

テンキーが付いた USB 接続の Apple Keyboard は

初期の Intel Mac(Core Soro・Core Duo)で接続した場合に

起動直後の操作ができません。

これはブートローダでの操作が困難になるため、ご注意下さい。


日本語入力

macOS(OS X) で入力に慣れていると、日本語入力も ことえり 風にしたくなるでしょう。

アップル製キーボードでは、ファンクションキーに別に割り当てがあるので、

カタカナ・英数変換などは ことえり のキーバインドが無難です。

 

Mozc

Mozc を使用する場合、
Mozc の設定 にキーバインドとして「ことえり」があります。

control+K でカタカナ変換などを行えます。


Anthy

Anthy は ことえり に似せたキーバインドが設定されています。


ナチュラルスクロール

いわゆる逆スクロールを実現するためにはいくつか方法があります。
デスクトップ環境などに合わせて選択して下さい。


KDE・Xfce

マウスの設定に「スクロールを逆にする」が存在します。


xmodmap

xmodmap を使用する場合は下記のようにします。

ターミナルで実行し、すぐに反映されます。

自動起動で入れておきます。

 

xmodmap -e "pointer = 1 2 3 5 4 6 7 8 9 10"

 

Linux によってはホームフォルダの .Xmodmap ファイルで
下を入れて自動的に有効にできます。

 

pointer = 1 2 3 5 4 6 7 8 9 10

 

ただし、この方法は GTK 3 関連のアプリ、GNOME Shell 関連では動作しません。

 

Xorg

次のテキストファイルを /usr/share/X11/xorg.conf.d 内に
20-natural-scrolling.conf として保存してください。

 


Bluetooth 接続の無線キーボード・マウス

Bluetooth は仕様上一つの OS にしか割り当てを行いません。

(例えば Apple Wireless Keyboard・Magic Mouse)

複数の OS で使用できるようにする方法もありますが、

ブートローダーでは操作できなくなる問題を発生させます。


これらの問題を回避するためにUSB 接続のキーボード・マウスが無難です。


rEFIt

rEFIt は初期の Intel Mac で使用できるブートローダーとして普及していますが、

現在こちらはメンテナンスされず、rEFInd の使用が推奨されています。

rEFIt は新しい macOS や Linux が考慮されていないため、

問題ない限りは rEFInd の使用をおすすめします。


GRUB (旧)・GRUB4DOS など

ISO からの起動は可能ですが、

ハードディスク・SSD に直接インストールでマルチブートする場合は

UEFI に対応していないブートローダ GRUB(旧バージョン) や GRUB4DOS は

直接起動する事ができません。

BIOS 互換動作に対応する rEFInd を経由して起動する事が可能です。