apt / dnf / yum など

ターミナル・端末や CLI 環境からパッケージ管理で用いられるコマンドです。


主なコマンド対象比較

動作 apt dnf・yum zypper
データベース更新 ※

update

check-update refresh / ref

全パッケージ更新

upgrade

dist-upgrade

update

upgrade

update / up

dup

パッケージインストール install install install / in
パッケージ削除

remove

purge

remove remove / rm
パッケージ検索 search search search / se

 

ここに紹介していないコマンドは各 Linux 別ページで記載しています。

 

※ apt は apt update を行う事でデータベースを更新するため多用しますが、

  dnf・yum・zypper は他のコマンドを実行する際に更新を行うため、

  通常はこのコマンドを入力する必要がありません。


apt

Debian・Ubuntu 系で採用されています。

 

apt コマンド

apt-get・apt-cache の代わりに apt コマンドが使用できるようになっています。

Debian は Jessie、Ubuntu は 14.04 LTS からです。
Vine Linux 6 も apt で使用できます。

  • apt-get install leafpad → apt install leafpad
  • apt-cache search leafpad → apt install leafpad

ただし、現状では apt-get・apt-cache を完全に対応しているわけではなく、

apt-get・apt-cache 必須な操作もあります。(例えば apt-get -f install)

apt autoremove は Ubuntu では 16.04 LTS より対応しています。

 

apt ではインストールや更新時に進捗状況を表示します。
(一部行わない場合あり)

そのため、apt-get よりも便利なところもあります。

 

Bodhi Linux は apt コマンドで使用すると

Bodhi Linux 固有のパッケージを対象にしません。

コマンドは apt-get および apt-cache でご利用下さい。

 

snappy

Raspberry Pi などで提供されている Snappy Ubuntu Core などは

apt の代わりに snappy が採用されています。

 

aptitude

Debian では含まれています。

「apt よりも強力」という事で aptitude を使い続けている人もいるようです。

しかし apt も強力になって、最近のバージョンでは

aptitude をわざわざ使う必要がなくなってきています。

(運営者は aptitude を使った事がないです)

 

Ubuntu では入っていません。インストールして使用する事は可能です。

そのため、Ubuntu と Debian を交互に多用する人は

apr での操作を使用するのが無難でしょう。

 

apt-rpm

PCLinuxOSVine Linux も apt を採用しますが、
これは rpm パッケージ版の apt(apt-rpm)です。

そのため、仕様が異なるところがあります。

 

PCLinuxOS は apt コマンドを最新でも使用できません。

apt-get または apt-cache で使用する必要があります。


dnf・yum

Fedora では Fedora 22 より yum に代わって dnf が採用されました。

これは Python 3 への移行に伴い、yum が Python 3 非対応である事から

派生の dnf が採用されるようになった経緯があるようです。

これにより RedHat 系では 8 より yum から dnf への変更が行われる事になります。

 

Mageia が Mageia 6 より dnf を採用する予定で、Fedora チームと対応中です。


zypper

SUSE で対応されているコマンドです。openSUSE で触れる事になるでしょう。

読みは「ジッパー」。省略コマンドが存在します。


sol・eopkg・pisi

Solus で対応されているコマンドです。省略コマンドがあります。
Solus 1 系は eopkg です。開発時の名称が Evolve OS だったのが影響しています。

pisi から派生していて、事実上同一動作です。
Solus 2 では sol へ変更される予定です。


slackpkg・slapt-get・sbopkg など

Slackware で対応されているコマンドです。

slackpkg で他の Linux で採用されているパッケージ管理と

似たような操作が可能です。

 

slackpkg の代わりに slapt-get も使用できます。
apt などと似たようなコマンド体制にしていますが、省略表記もあります。

Salix などの派生は独自リポジトリのパッケージ管理を行うため
slackpkg の代わりに slapt-get の使用が推奨されます。

 

sbopkg は SlackBuilds.org 経由で、

ソースからのビルドとインストールを行えます。


urpmi

Mandriva Linux が採用していました。

そのため現在は Mandriva 派生の Linux で採用されています。

urpmi(インストール)、urpme(削除)、urpmf(検索)など、

コマンドの変化で管理を行います。

 

Mageia がその一つですが、Mageia 6 からは dnf に移行する予定です。