入力メソッドの切り替え

複数の入力メソッドをインストールしていて切り替える必要がある場合、

または入力メソッドをインストールしたのに動作しない場合は

入力メソッドを切り替える必要があります。

 

ここでの入力メソッドは Fcitx・IBus・uim・SCIM などの事です。

日本語入力システム Mozc・Anthy・かな漢字(libkkc) の切替は

通常入力メソッドのメニューなどで切り替えを行います。

 

入力メソッドを切り替えた直後は変更されません。

切り替えは ログアウト → ログイン、または Linux の再起動が必要です。


Ubuntu

Ubuntu 16.04 LTS 現在、デフォルトは fcitx-mozc です。

(Ubuntu GNOME は ibus がデフォルトです)

Ubuntu 14.04 LTS までは ibus-anthy がデフォルトになっていますが、

Fcitx は 14.04 LTS で公式リボジトリに入っていて、使用可能です。

 

im-config

コマンド im-config で素早く切替できます。

 

使用しているユーザーのみ反映
$ im-config -n fcitx

 

全ユーザーで反映

$ sudo im-config -n fcitx

 

また、GUI で選択を行う事も可能です。

 

$ im-config

 

言語サポート

設定 - 言語サポート などで起動します。
Kubuntu・Ubuntu GNOME には含まれていません。

「キーボード入力に使うIMシステム」を変更します。

 

im-switch

im-config が公開される前に採用されていました。

現在は im-config を代わりに推奨します。


Debian

Debian GNU/Linux そのもののデフォルトは uim です。

uim-anthy と uim-mozc が入ります。

Fcitx と IBus も使用可能です。Fcitx は jessie 以降となります。

そのため Debian の派生では Fcitx を採用する事が多いです。

他の入力メソッドをインストールした場合は、

その入力メソッドを優先するように設定されています。

 

im-config

コマンド im-config で素早く切替できます。

 

使用しているユーザーのみ反映
$ im-config -n fcitx

 

全ユーザーで反映

# im-config -n fcitx

 

また、GUI で選択を行う事も可能です。

 

$ im-config

 

im-switch

im-config が公開される前に採用されていました。

現在は im-config を代わりに推奨します。


Linux Mint

Linux Mint 18 よりインストールで日本語を選択すると

fcitx-mozc がインストールされます。

Linux Mint 17.3 以前では KDE に限り ibus がインストールされていました。

 

Linux Mint 独自の方法以外に im-config も使用可能です。

 

言語

Linux Mint 17.1 より 設定 - 言語

入力メソッドのインストールと選択が可能になっています。

(日本語は Linux Mint 17.2 より正常に動作するようになっています)

 

「入力メソッド」の項目を選択する事で入力メソッドを変更できます。


Fedora

IBus を標準採用しますが、Fcitx と uim も存在します。

変更したい場合は im-chooser で切り替えます。

他の入力メソッドをインストールした時、一緒にインストールされます。

 

$ im-chooser

 

メニュー からは 設定 - 入力メソッドのセレクター です。


openSUSE

デフォルトは IBus ですが、Fcitx もパッケージに含まれています。

 

~/.i18n に環境変数 INPUT_METHOD で使用したい入力メソッドを入れると

その入力メソッドで動作する仕組みがあります。.18n はテキストファイルです。

 

export INPUT_METHOD=fcitx

 

13.2 までは .i18n 以外に .profile などで入れても有効でした。

Leap 42.1 以降(Tumbleweed を含む)、

Fcitx をインストールすると動作がおかしくなる事があります。

 

派生はこれに非対応の場合があります。


Vine Linux

Vine Linux 6 までデフォルトは IBus です。
(Fcitx はパッケージにありません。IBus のバージョンが古いです)
Vine Linux 7 は Fcitx になる予定です。通常ここを変更する事はないでしょう。

 

GNOME 2 のメニューでは

システム - 設定 - ユーザ向け - 漢字変換システムの選択 で選択できます。


PCLinuxOS

Localization Manager で Japanese を適用した直後は SCIM になっています。

Fcitx などへ変更して使用する事が可能です。

 

その他のアプリケーション - Configration - 入力メソッドの選択
または 設定 - 入力メソッドの選択 より選択します。


Slackware

入力メソッド切り替えツールは存在していないため、

環境変数を入れる事で切り替えます。

SCIM を例にすると、ホームフォルダに .xprofile を作成し、次を入れます。

 

export GTK_IM_MODULE=scim
export QT_IM_MODULE=scim
export XMODIFIERS=@im=SCIM
/usr/local/bin/scim -d

 

ただし、デスクトップマネージャが SLiM の場合や
CLI ログインから startx で起動している場合は .xinitrc などで設定します。

 

Slackware  Linux に限り(除く派生) SCIM は次の方法でも有効にできます。

 

# chmod +x /etc/profile.d/scim*


Enlightenment・Moksha

Enlightenment と Moksha は入力メソッドの選択項目が存在します。

Bodhi Linux ではモジュールとして Language を追加する必要があります。

 

メニュー - Settings Panel 内上項目 Language の 入力方式の設定 または

メニュー - Settings - Language - 入力方式の設定 と選びます。