QEMU

QEMU

 

オープンソースのプロセッサエミュレータ。

通常コマンドラインで動作する事になるため、難易度が高くなりますが、

CPU 対応が幅広く、x86 系から ARM 系をエミュレートできたり、

32 ビット環境で 64 ビットのエミュレートができたりと、

メリットがあります。


インストール

多くの場合、パッケージで存在しています。

macOS も Homebrew でインストール可能です。

 

Debian

# apt-get install qemu qemu-kvm

 

Fedora

$ sudo dnf install qemu qemu-kvm

 

macOS - Homebrew

$ brew install qemu

 

Ubuntu

$ sudo apt install qemu qemu-kvm-extras

 

Windows で使用する場合


簡単に動かしてみる

通常 QEMU はパッケージに存在している事が多いです。

まずはハードディスクイメージを作成します。ここでは 3GB としました。

 

$ qemu-img create test 3G

 

qemu を起動します。Linux によっては qemu では実行できず

代わりに qemu-system-i386qemu-system-x86_64 などとなります。

(プロセッサ別に実行ファイルがあります)

 

$ qemu -hda test -cdrom linuximage.iso -m 512 -boot d


QEMU 実行中の操作

QEMU を実行している間、次のキー操作を行えます。

 

キー 動作
Ctrl+Alt QEMU 起動のゲスト OS とのキーボード・マウス動作切替
Ctrl+Alt+1 ゲスト OS の画面に切り替える
Ctrl+Alt+2 モニターに切り替える
Ctrl+Alt+3 シリアルに切り替える
Ctrl+Alt+F フルスクリーンに切り替える

モニターでの操作

操作 動作
change デバイス ファイル名 デバイスを変更します。例 change ide1-cd0 file.iso
cont stop で止めていた動作を再開します
eject -f デバイス デバイスを取り出します。-f を付けると強制
quit または q QEMU を終了します
screendump ファイル名.ppm 画面キャプチャ。ppm 形式で保存します
sendkey キー キーを送信します。キーは ctrl-u shift-ctrl-f1 など
stop 動作を止めます。cont で再開できます
system_powerdown ゲスト OS を電源オフします
system_reset ゲスト OS をハードウェアリセットします

仮想コンソールを使用している場合

Ctrl+↑・Ctrl+↓・Ctrl+PageUp・Ctrl+PageDown による

バックログ操作を行えます。


ランチャー・フロントエンド

ウインドウ画面(GUI)で操作できるランチャーが存在します。

QEMU は公開が長いので、いくつか存在しています。

 

AQEMU

tobimensch / aqemu | GitHub

 

Qt を用いた GUI。パッケージとして含まれている事が多いようです。

従来は Qt4 でしたが、0.8.2 より Qt5 で動作するようになっています。

 

特にメモリが少ない環境だと、

他のアプリが動作している場合に実行すると仮想環境の起動に失敗します。

再起動して試してみて下さい。

 

Debian

# apt-get install aqemu

 

Fedora

$ sudo dnf install aqemu

 

openSUSE

$ sudo zypper in aqemu

 

PCLinuxOS

# apt-get install aqemu

 

Ubuntu

$ sudo apt install aqemu

 

Ubuntu パッケージで「SPICE port number incorrect!」と表示されている場合、

Other タブ内の SPICE タブを選択し、Enable SPICE を有効にします。

「Port」および「SPort」を有効にして、0〜65535 の数値を何でも良いので入れて下さい。

その後 Enable SPICE無効 にして下さい。

 

JavaQemu

JavaQemu | SourceForge

 

.jar で公開されていて、Java Runtime で動作します。

Linux・macOS・Windows 共に動作可能ですが、

QEMU の場所指定など、初期設定が面倒かもしれません。

 

Qemu Launcher

Qemu Launcher - Gna!

 

グラフィカルフロントエンド。他に比べるとシンプルな構成です。

Ubuntu ではこれがすんなり動作できるかもしれません。

 

Debian (Jessie にはありません)

# apt-get install qemu-launcher

 

Ubuntu

$ sudo apt install qemu-launcher

 

QtEmu

uwolfer / qtemu | GitHub

 

Qt4 を用いた GUI。Windows 版も存在します。

Ubuntu では正常に動作していないように見えます。

 

Debian

# apt-get install qtemu

 

Ubuntu

$ sudo apt install qtemu

 

Debian・Ubuntu では

メニューバー File - Configure を選び、「QEMU START command」の qemu を

qemu-system-i386qemu-system-x86_64 に変更して下さい。

 

Windows ではそのまま起動しますが、32 ビット版になっています。

64 ビット版に変更する場合は

メニューバー File - Configure を選び、「QEMU START command」の qemu.exe を
qemu-system-x86_64.exe に変更して下さい。

パスを変更する事で他の QEMU に変更して実行する事もできます。

 

Virtual Machine Manager (Virt Manager・仮想マシンマネージャー)

Virtual Machine Manager

 

Debian

# apt-get install virt-manager

 

Fedora

# yum install virt-manager

 

Ubuntu

$ sudo apt install virt-manager

 

起動して「Unable to connect to libvert」と表示される場合は

元の Linux を再起動してみさい。
Ubuntu ではメニュー内に「仮想マシンマネージャー」で表示されています。